薄毛の男性の中には「なるべく薄毛が目立たない髪型にしたい」と考えている方が多いと思います。
髪を伸ばして薄毛部分を隠そうとしている方もいるかもしれませんが、実はそれは逆効果です。
本記事では薄毛が目立たなくなる髪型のポイントや注意点、逆に薄毛が目立ちやすくなってしまうNGな髪型について解説します。
「薄毛でもおしゃれな髪型にしたい」「女性からの目が気になる」という方はぜひ本記事を参考にして、自分に似合う髪型を見つけてください。
目次
薄毛でもおしゃれな髪型にする3つのポイント
短髪
基本的に短髪にした方が薄毛は目立ちにくくなります。
下手に髪を伸ばしてしまうと、髪の重さによってトップの部分がぺしゃっと潰れてしまい、髪のボリュームのなさが際立ちます。
また全体的に髪が長いことで、髪が生えている部分と薄い部分とのギャップが大きくなってしまう点も問題です。
短髪なら毛量が少なくてもボリューム感が出やすく、薄い部分との差も目立ちにくいです。
サイドや襟足をスッキリさせる
男性の薄毛には、頭頂部や前頭部が薄くなる一方で、後頭部や側頭部は髪がそのまま残っているパターンが多いです。
しかしだからといって後頭部や側頭部の髪の毛を伸ばしたままにしておくと、頭頂部や前頭部の薄さが目立つようになってしまいます。
見た人に薄毛を感じさせないためには、サイドや襟足を短めにカットすることが効果的です。
ワックスなどのスタイリング剤を使う
ワックスなどのスタイリング剤を使うことで、薄毛を目立たなくすることも可能です。
特に短めの髪型であれば、スタイリング剤で髪を持ち上げてボリューム感を出すことで、薄い部分を自然な感じにカバーできます。
またスタイリング剤で髪をセットしていると、髪型にきちんと気を遣っている印象も与えられるので、女性ウケもよくなります。
薄毛でもおしゃれに見える髪型
前髪を立ち上げて、あえて額を見せる
生え際が後退している方には、スタイリング剤で前髪を立ち上げて、あえて額を出してしまう髪型がおすすめです。
生え際が後退していると、どうしても前髪を下ろして隠したくなるかもしれません。しかし隠そうとすれば、かえって悪目立ちしてしまって逆効果です。
スタイリング剤で前髪を立ち上げるとボリューム感が出て、生え際の薄さが目立ちにくくなります。
また髪を上に持ち上げることで、見る人の視線を上へ誘導でき、おでこの広さが逆に気にならなくなります。
毛流れは、散らす
髪の毛の流れが均一で整いすぎていると、薄い部分がクッキリと浮かび上がってしまいます。
そのため 毛流れはさまざまな方向に散らし、均一になりすぎないようにするのがポイントです。
スタイリング剤を使い、指でつまむようにして自然な動きをつけましょう。毛流れが無造作に散っていることで薄い部分が目立ちにくくなります。
毛流れを散らすことでおしゃれに見える効果もあるため、薄毛の男性にぜひ一度試してみてほしいセット方法です。
錯視効果でボリュームアップ
錯視効果を利用してトップのボリュームアップを図るテクニックもあります。
サイドや襟足を短く刈り上げた上で、トップの方は毛量を残しておくと、もともとトップの毛量が少ない人でもボリュームがあるように見えます。
おすすめはメンズカットの定番であるツーブロックです。さらにトップの毛を立てるようにセットすれば、よりいっそうのボリューム感を演出できます。
おしゃれに見えて、かつ薄毛も目立たなくなるため、まさに一石二鳥の髪型です。
女性は薄毛男性の髪型をどう思っているの?
実は気にしない人
薄毛男性の中には「女性からどう見られているのかが気になる…」という方もいるかもしれません。
しかし一般的に女性は男性の薄毛をたいして気にしていません。
女性にとって大切なのは、男性がまとっている全体的な雰囲気や清潔感、服装や小物のチョイスなどまで含めたおしゃれ感などです。
実際に海外の人気俳優の中には薄毛の男性も多いですが、それによって女性からの人気が落ちることはありません。
薄毛であってもそれはほんの一要素に過ぎず、他の部分がビシッと決まっていれば、女性の目に魅力的な男性として映ります。
男性本人はどうしても薄毛が大きなマイナスポイントになっているように思ってしまいますが、女性は男性のことを総合評価で見ていることを理解しておきましょう。
薄毛を隠そうとするその精神がイヤ!
女性からの評価が低いのは、薄毛をコンプレックスに感じて隠そうとしているタイプの男性です。
薄毛を気にして隠そうとすればするほど不自然な髪型になり、その不自然さこそが女性の目に不格好に映ります。
毛量が少ないことを隠そうとして無理に髪を伸ばしてみたり、生え際の後退を隠すために髪を不自然な形で撫でつけたり、こういった努力は逆効果にしかなりません。
もちろん本記事で紹介したような、薄毛でもおしゃれに見える髪型なら女性に好印象を与えられます。
スキンヘッドや坊主はかっこいい
薄毛男性の中にはスキンヘッドや坊主にしている方も多いです。
スキンヘッドや坊主は男らしい印象を見る人に与えます。女性からも人気の髪型です。
また髪を剃り上げているので、薄毛部分とそうでない部分の差が極めて小さくなります。
仮に毛の生えていない範囲が広かったとしても、スキンヘッドや坊主であればたいして気になりません。
薄毛を隠している感じがなくなってオープンな性格に見えますし、潔く割り切っていることが伝わって女性にも好印象です。
短髪が好き!
男性の短髪は男らしさを感じさせ、清潔感もあるので女性から好まれます。
雑誌などに載っているアンケートを見ていても、長髪よりも短髪の方が圧倒的に女性ウケがいいことがわかります。
髪を短くカットした上で、スタイリング剤でセットまでしておけば、おしゃれ感も出てなおさら女性に好印象を与えられます。
ちょうど薄毛が目立ちにくくなる髪型でもあるため、薄毛男性の方はぜひ自分の髪で試してみてください。
薄毛が目立ってしまうNGな髪型
センター分け
前髪をセンター分けにすると、生え際の後退が余計に目立ちやすくなります。
特にM字型の薄毛の場合、薄い部分を隠そうとして中央の毛を左右に撫でつけてしまいがちです。
しかし本来毛が生えている部分に毛が生えていないわけですから、どうても不自然な毛量になってしまいます。
「なんとか隠そうとした」ことが伝わって、かえって薄毛を強調する結果になってしまいます。
生え際を無理に隠すのではなく、前髪をあえて短くカットしたり上に持ち上げたりして、薄い部分とそうでない部分の差を縮めることを意識しましょう。
ボブカット
ボブカットも薄毛の男性にはおすすめできない髪型です。
ボブカットとは、前髪・サイド・襟足をすべて同じ長さに切り揃えた髪型のことを指します。
おしゃれな髪型としてボブカットにしている男性も多く、女性からの人気も高い髪型といえます。
しかし薄毛の男性がボブカットにしてしまうと、サイドのボリュームに対して、頭頂部や前頭部が寂しくなりがちです。
また髪の重さでトップがペタンと潰れやすく、その点でも薄毛が目立ちやすいです。
ボブカット以外にもおしゃれ度の高い髪型はありますので、薄毛男性は無理してボブカットを選ばない方がよいでしょう。
長髪
薄毛男性は、長髪はやめておいた方が無難です。
髪が生えている部分と薄い部分の差が大きくなるため、誰から見ても不自然な髪型になってしまいます。
薄毛を目立たせたくないのであれば、髪は全体的に短めにカットしておきましょう。
サイドにボリュームを作る
薄毛男性には、サイドにボリューム感の出てしまう髪型はあまり向いていません。
サイドの毛量が多ければ多いほど、それと比較されてトップの髪の薄さが目立つようになるためです。
サイドはできるだけ短くカットしてボリュームを減らした方が、薄毛の気にならない自然な髪型になります。
まとめ
薄毛男性におすすめの髪型を紹介しました。
同じ程度の薄毛であっても、髪型によって目立ちやすさは大きく変わってきます。
髪を全体的に短くカットし、スタイリング剤で持ち上げるようにすれば、薄毛が気にならないおしゃれな髪型にできます。
薄毛を無理に隠そうとせずにおしゃれにセットしている男性は、女性からも好印象です。
「薄毛が目立つ」「不自然な感じがする」という方は、ぜひ本記事で紹介したような薄毛男性に似合う髪型を試してみてください。
監修者紹介
- 佐藤明男
- 東京メモリアルクリニック理事長
■ プロフィール
1957年新潟県生まれ。北里大学医学部卒業。
1998年、厚生省(当時) 高度先進医療推進事業でオックスフォード大学医学部客員研究員として英国に国費留学し、帰国後、東京メモリアルクリニック・平山副院長を経て院長に就任。医療法人TMC理事長を兼任。これまで10,000人を超えるAGA(男性型脱毛症)患者を治療してきた実績を持つ、頭髪治療の第一人者。
■論文・出版情報
2007年 『医療的育毛革命』
2009年 『なぜグリーン車にはハゲが多いのか』