薄毛にコンプレックスを持つ必要なんてない！薄毛にあう清潔感のある髪型とは！

薄毛を気にしている男性は、日本人の3人に1人いると言われています。そのため薄毛をコンプレックスに感じている方も多くおられることでしょう。

しかし女性はあまり男性の薄毛を気にしていないようなので、薄毛をコンプレックスに思う必要はありません。どうしても気になる場合は、薄毛の原因を探って適切なケアをしましょう。

本記事では薄毛をコンプレックスに思う必要がないのはなぜなのか、どうしたらコンプレックスを解消できるのかについて解説しています。どうぞ参考にしてください。

欠点や自分自身の好きではない部分などは誰にでもあるものです。欠点のない人間はいません。しかしそれをコンプレックスに思うかどうかは、自分次第です。コンプレックスに感じると、ネガティブになって人前に出るのが嫌になったり、引け目を感じて積極的に物事に取り組めなくなったりしてしまいます。状況は変えられませんが、自分の考え方を変えることは可能です。

特に薄毛の分野に関しては、悩んでいるのは少数の男性だけではありません。3人に1人の男性が薄毛に悩んでいます。コンプレックスに感じて消極的になるのではなく、気軽に誰かに相談すると、悩んでいるのが自分だけではないことに気づけるでしょう。

「薄毛がコンプレックス、、」そう思う前に原因を探る！

コンプレックスを克服するためには、薄毛の原因を探って適切なアプローチをすることが大切です。薄毛にもタイプがあり、原因によって対策方法が異なるためです。

薄毛の代表的な原因として、遺伝的な要因やストレス、生活習慣によって引き起こされる薄毛などがあります。遺伝的な要因の場合は医療機関を受診する必要があるでしょう。また薄毛を引き起こしやすい生活習慣を避ける努力も求められます。

それぞれの原因について、以下に詳しく取り上げます。

薄毛には母親由来の遺伝子が影響するとも言われています。遺伝的な薄毛因子があるかどうは、毛髪を検査することでわかります。検査をしてくれる医療機関を受診したり、自分で購入した検査キットを利用したりすればチェックできるでしょう。

男性ホルモンの1つであるテストステロンも薄毛に悪影響を及ぼします。テストステロンが毛乳頭にある「5α還元酵素」と結合すると、 DHT (ジヒドロテストステロン)という別の男性ホルモンに変化します。このDHTが毛髪の成長を阻害するため、細く弱い髪になってしまうのです。

ストレスも薄毛の原因となります。ストレスは身体のサイクルを弱め、血行不良やホルモンバランスの乱れを生じさせることがあります。そのため毛細血管から栄養をもらっている毛乳頭細胞の機能が不全になり、薄毛の原因となってしまうのです。

ストレスを取り除くことは不可能でも、ストレスが大きくなりすぎないようリフレッシュしたり、ネガティブに考えすぎないように思考を変えたりできるかもしれません。

食べたものが筋肉や脂肪になるのと同じように、食生活は髪の健康な成長に大きな影響を及ぼします。

食事や飲み物から摂取したタンパク質が、髪の毛を作り出す原料です。加えて髪の毛が生成しやすくなるために、他のミネラルやビタミンも消費されていきます。そのため栄養素のバランスが整った食生活を送る必要があります。

コンプレックス解消！薄毛でも似合う髪型！

欧米人の薄毛はかっこいい？

薄毛であってもかっこいい俳優として知られている欧米人は多く存在しています。例えば映画「トランスポーター」のジェイソン・ステイサムや「ワイルド・スピード」のドウェイン・ジョンソンなどは、薄毛だからこそ色気や男らしさが引き立って見えるほどです。

なぜ欧米人の薄毛はかっこいいのでしょうか。日本人も欧米人のように薄毛を武器にできるのかどうかを以下に解説していきます。

重要なのは顔の「縦幅÷横幅」黄金比！！

かっこよく見える顔の比率は、黄金比として割り出されています。縦横比は頭頂部から唇の上までの長さを、顔の最もせり出している部分の横幅で割ることで算出できます。この縦横比が1.2～1.3倍のときに最もかっこよく見えるようです。

残念ながら日本の薄毛男性の多くは黄金比に当てはまっていないため、欧米人のようにかっこいい印象になりにくいのが現状です。意識的に黄金比に近づけるよう努力する必要があります。一度顔の正面の写真を撮って計算してみるのはいかがでしょうか。

結局どんな髪型がいいの？

かっこよく見える黄金比がわかったので、あとは髪型を黄金比に当てはまるよう整えましょう。薄毛の日本人は縦横比が1.1倍程度かそれ以下であることが多いため、縦のボリュームを増やすか、横のボリュームを減らす、もしくはその両方が求められるでしょう。

横を思い切って短く刈り込み、頭頂部にボリュームを増やすようなベリーショートの髪型がおすすめです。ベリーショートなら清潔感も感じられ、頭皮のケアもしやすいため薄毛対策にも効果的かもしれません。ただしショートヘアにすると、髪が少し伸びただけで顔全体の印象が大きく変わってしまうものです。かっこいい比率を維持するために、こまめに散髪に行く必要があるという点も覚えておきましょう。

スキンヘッドは欧米人向け！

かっこいい薄毛男性の例として「ザ・ロック」ことドウェイン・ジョンソンを挙げましたが、彼のようなスキンヘッドのスタイルにするのは注意が必要です。日本人の頭蓋骨の骨格は、欧米人の頭蓋骨と大きく異なるためです。

これには頭の奥行きが関係しています。欧米人は頭の横幅に比べ、鼻先から後頭部までの奥行きが1.5～1.7倍ほど長いようです。対して日本人は奥行きの比率が1.3倍程度であることが多いため、頭の形がはっきりわかるスキンヘッドでは魅力的な印象を与えにくいのです。

ヘアカットする際には頭の奥行きも考慮に入れて、できるだけ頭の形がきれいな楕円形に近づくような髪型にするとよいでしょう。スキンヘッドや坊主よりも魅力的なヘアスタイルが見つかるかもしれません。

まとめ

薄毛をコンプレックスに感じてしまう男性は多いようですが、女性はあまり気にしていません。コンプレックスに感じて消極的になるのではなく、原因を見極めて適切なケアを諦めず続けましょう。

清潔感を意識していれば、逆に薄毛に色気を感じる女性もいるようです。自分の頭の形を見極めて適切なヘアスタイルを選んで、薄毛を武器として使いましょう。欧米人の薄毛男性のように自信に満ちた姿でいれば、周囲の目も違ってくるかもしれません。

文献

1).リクルート/ 2020年薄毛調査 報告書
2). 化学と生物/48 巻 (2010) 1 号/2010 年 48 巻 1 号 p. 4-6
3). 特集 脱毛性疾患の病態と治療 / 順天堂医学37(4) 1992 年 37巻 4 号 p. 572-586
4). 植木理恵：都民公開 講座アンチエイジング 順天堂醫事雑誌．2013:59 :P. 327〜330
5). 川崎医療福祉学会誌　Vol. 22　 No. 2　2013　200 − 207