薄毛の種類を徹底解説！おすすめのスタイリング方法も紹介しています！

一口に薄毛と言っても、いくつかの種類が存在します。

そのため薄毛対策を始めるためには、まずは自分がどの種類の薄毛に当てはまるのかを知っておく必要があります。

本記事ではさまざまな薄毛の種類を紹介し、それぞれの特徴や原因についてわかりやすく解説していきます。

記事を読めば、自分がどのタイプの薄毛に当てはまるのかがわかり、今後の薄毛対策に役立てられます。

自分の薄毛の種類を知りたい方はぜひ参考にしてみてください。

薄毛の種類とは〜原因による分類〜

男性にもっとも多い薄毛は、AGA (男性型脱毛症) と呼ばれる種類のものです。

AGAの原因は男性ホルモンの一種であるDHT (ジヒドロテストステロン) にあります。

DHTは「脱毛ホルモン」とも呼ばれるように、ヘアサイクルを乱して髪の毛の成長期を短縮し、本来よりも早く毛が抜け落ちるようにしてしまいます。

AGAは髪全体が薄くなるのではなく、生え際や頭頂部など部分的に薄毛が進行するのが特徴です。

円形脱毛症は円形に髪が抜け落ちる症状です。

一般的には十円玉くらいの大きさでイメージされることが多いですが、実際には脱毛箇所の大きさはまちまちです。

また「蛇行型」や「全頭型」のように、脱毛が一箇所だけに留まらないケースもあります。

円形脱毛症が起きる原因はハッキリとは特定されていませんが、毛包が自身のリンパ球によって攻撃されてしまうことによる、自己免疫疾患の一種であるというのが定説です。

円形脱毛症になる人の割合は人口の1～2%ほどと言われています。

薬剤性脱毛症は薬剤の影響による脱毛を指します。

たとえば抗がん剤の影響で脱毛が起きるようなケースです。この場合、抗がん剤によって毛母細胞がダメージを受けて脱毛が起こります。

他にも降圧剤・高脂血症用剤・血糖降下剤などの影響によって脱毛が起きるケースもあります。

いずれも薬の作用によるものなので、薬の投与を中止すれば薄毛も元に戻ります。

放射線障害性脱毛症は、がん治療などで行われる放射線治療によって起こる脱毛です。

放射線を当てた部分が脱毛します。治療を受けてから1年ほどでまた毛が生えてくるケースが多いです。

頭皮の皮膚疾患によって脱毛が起きることもあります。

頭皮のマラセチア菌の異常増殖が原因とされる「脂漏性脱毛症」や、大量のフケがともなう「粃糠性 (ひこう性) 脱毛症」などが代表的です。

ステロイドの外用剤や抗真菌剤などを使い、皮膚疾患を治療することで薄毛も改善します。

髪の毛の成長にはホルモンが強く関与しているため、ホルモンの異常によって脱毛が起こるケースも少なくありません。

甲状腺ホルモンの異常や、出産による女性ホルモンの乱れなどが原因になります。そのため男性よりも女性に多く見られる症状です。

髪の毛を作るために必要な栄養素が不足することで、薄毛になるパターンもあります。

偏った食生活や過度のダイエットなどが主な原因です。

牽引性脱毛症は、髪が引っ張られつづけることによって起きる脱毛です。

ポニーテールや後ろで結った髪型などで起こりやすいです。

薄毛の種類とは〜進行度合いや形による分類〜

M字タイプ

M字タイプは、おでこの両サイドから薄毛が進んでいく種類の薄毛です。

前髪の生え際の両端が、頭頂部へ向けて徐々に後退していきます。生え際が「M」の形になるのが特徴です。

この種類の薄毛はAGAの症状の一つです。そのため根本的に解決するためには、AGA治療を受ける必要があります。

O字タイプ

O字タイプは、頭頂部から円形に薄毛が広がっていく種類の薄毛を指します。

初期段階ではつむじが前よりも目立つようになったり、頭頂部の地肌が透けて見えたりするようになります。

位置的に自分では気づきにくく、周りの人に指摘されて初めて気づくようなケースも多いです。

O字タイプも典型的なAGAの症状の一つです。専門的な治療を受けることで症状の改善が見込めます。

U字タイプ

U字タイプは、前髪の生え際が後退して「U」の字のようにおでこが広がっていく薄毛です。

O字タイプと組み合わさって症状が出る場合も少なくありません。

O字タイプに比べると見えやすい位置で脱毛が起こりますが、少しずつ薄毛が進んでいくので、変化に気づくのが遅れることも多いです。

U字タイプもAGAの症状の一つなので、根本解決には専門のAGA治療が必要になります。

AGAの進行度合いの分類としては「ハミルトン・ノーウッド分類」が有名です。

薄毛の進行を以下のように9つの種類に分類したものです。

自分の薄毛がどの段階に当てはまりそうかを考えてみてください。

できるだけ早い段階で治療を開始することで、薄毛を改善できる可能性が高まります。

種類別！薄毛男性におすすめのスタイリング方法

M字タイプ

M字タイプの薄毛には、ショートカットやオシャレ坊主などの髪型がおすすめです。

薄毛になるとついつい髪の毛を伸ばして隠したくなりますが、M字タイプの場合は逆効果になります。

後退している部分は明らかに他の部位よりも毛量が不足します。周りからいくら髪を寄せ集めたとしても、前髪のボリュームが不揃いだと目立つことは避けられません。

ショートカットやオシャレ坊主にすれば、髪全体が短くなるので、M字部分の薄さが目立たなくなります。

M字型の後退が深くなればなるほど、髪を長くしたときの違和感が大きくなるため、できるだけ短めにカットするのがおすすめです。

O字タイプ

O字タイプの薄毛におすすめなのはソフトモヒカンです。

ソフトモヒカンとはトップの髪を長めに残しつつ、サイドや襟足を短くカットした髪型のことを指します。

ソフトモヒカンなら頭頂部にボリュームが残るのでO字型の薄毛を隠しやすいです。

またサイドや襟足を短くすることで、頭頂部の薄さよりもサイドの薄さの方が強調され、薄毛部分に目が行かなくなる効果もあります。

もともとオシャレで人気のある髪型なので、O字型の薄毛の方はぜひチャレンジしてみてください。

U字タイプ

U字タイプの薄毛にはツーブロックがおすすめです。

ツーブロックはトップを長めに残しながら、サイドを刈り上げた髪型を指します。名前の通り、サイドとトップの間に段差ができて二つのブロックに分かれます。

前頭部やトップのボリューム感が強調される髪型なので、U字型の薄毛がそれほど気にならなくなります。

もし頭頂部近くまで進行したU字タイプであれば、オシャレ坊主やスキンヘッドにするのも一つの手です。

どうしても自分好みの髪型にならない場合は、ウィッグ (かつら) の着用を検討してみるのもいいかもしれません。

まとめ

薄毛にはどのような種類があるのかを解説し、それぞれの薄毛の形に合わせたおすすめのスタイリング方法も紹介しました。

薄毛の原因は人によって異なります。

まずは自分の薄毛の種類を知り、症状や進行度合いを客観的に把握することが大切です。

また薄毛の種類によって似合うスタイリングも変わってきます。

薄毛対策をしてもすぐに見た目が変わるわけではないので、本記事を参考に、薄毛が目立ちにくい髪型に変えてみるのもよいでしょう。

文献

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