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【医師監修】前頭部の薄毛の原因は?効果的な改善方法を解説

2024.02.16

監修者紹介

佐藤明男

佐藤明男
東京メモリアルクリニック理事長

さとう美容クリニック院長, 北里大学医学部客員教授, 日本形成外科学会専攻医, 日本臨床毛髪学会理事, 日本先進医師会特定認定再生医療委員会委員長, SKIファーマ株式会社副社長
頭髪に関する内科治療と外科治療まで幅広く実践し、毛髪研究、教育も積極的に行っている。

「前頭部の薄毛が気になる」「昔に比べておでこが広くなった気がする」
このようなお悩みを抱えている人もいるのではないでしょうか。前頭部は目立つ部位のため、深刻な薄毛の悩みに発展しやすくなっています。

今回は前頭部の薄毛の原因と、効果的な改善方法について紹介します。ぜひ参考にしてください。

前頭部の薄毛とは

(出典:(1)男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017 年版)
(出典:(2)男性型脱毛–その特性と未来像 Androgenic alopecia–Its characteristics and perspectives)

前頭部の薄毛は男性の典型的な脱毛症状です。おでこやその上にあたる前頭部は、あたまのてっぺんやつむじである頭頂部と並び、男性がとくに薄毛を感じやすい部位といわれています。

前頭部の薄毛は男性型脱毛症の発症パターンのひとつであり、アルファベットになぞらえて「M型」の薄毛と呼ばれることもあります。

前頭部の薄毛はどんな症状?

前頭部の薄毛の症状は、次のように感じるのが特徴です。

・正面から見たときに額のラインがM字に見える
・昔に比べてM字の剃り込みが深くなった
・おでこが広くなった
・前髪の生え際が後退している
・前髪が薄くなった

これらの症状が思い当たる場合には、前頭部の髪が薄くなっている可能性があります

薄毛になりやすい部位についてもっと詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。

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前頭部の薄毛を疑う基準

(出典:(3)男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017 年版)
(出典:(4)Classifications of Patterned Hair Loss: A Review)

前頭部の薄毛を疑う基準については、M字のもっとも後退した部分と、頭頂部と耳を垂直に結んだ線との距離が目安になります。この距離が2cm以下の場合には、前頭部の薄毛が疑われる状態です。

この判断基準はハミルトン・ノーウッド分類と呼ばれます。日本の医療機関ではこれを日本人向けに改定した高島分類を用いて、薄毛や脱毛の診断を行うのが一般的です。

前頭部が薄毛になる病気

前頭部の薄毛は、さまざまな病気が原因で起こる場合があります。前頭部の薄毛を招く代表的な病気は次の4つです。

・男性型脱毛症 (AGA)
・牽引性脱毛症
・円形脱毛症
・脂漏性皮膚炎

それぞれ詳しく説明していきます。

男性型脱毛症 (AGA)

(出典:(5)男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017 年版)

前頭部が薄毛になる代表的な病気としては、男性型脱毛症 (AGA) が挙げられます。

男性型脱毛症は毛周期の過程において、休止期毛が多くなることで現れる脱毛症状です。休止期毛が増える要因としては、男性ホルモンの作用が深く関わっています。ホルモンの働きによって成長期毛が減ることで、前頭部の薄毛や脱毛が目立つようになります。

男性型脱毛症は年齢が進むとともに発症しやすくなる点が特徴的です。男性全体のAGA発症率は30%程度ですが、50代以降では40%を超えます。なお若年層でも男性型脱毛症を発症する場合があり、20代の男性の発症率は10%程度です。

牽引性脱毛症

(出典:(6)脱毛症)
(出典:(7)結髪性脱毛症の発生機序に関する考察)

牽引性脱毛症も前頭部の薄毛を招く病気です。

髪の毛をいつも同じ形に結っていると、その部分に一定の力が加わり続けるため、髪がダメージを受けやすくなります。はじめのうちは結った部分に休止期毛が増えますが、徐々に薄毛の部分が増えていき、場合によっては脱毛の症状が顕著に現れることもあります。

前頭部の髪や前髪部分を後ろ方向に引っ張るポニーテールは、とくに生え際の髪が抜けやすくなるため、前頭部の薄毛につながりやすいです。

牽引性脱毛症はヘアスタイルだけでなく、ヘアアイロンエクステンションによって髪が引っ張られることでも起こります。ヘアカーラーの使用により、前頭部や頭頂部に脱毛が起こることも珍しくありません。

初期の牽引性脱毛症は、原因となる髪型や物理的刺激をやめれば自然と元に戻っていきます。しかし長く放置し、髪の土台となる毛包にまで悪影響が及んでしまうと、長期的に薄毛になる可能性も否定できません。

円形脱毛症

(出典:(8)日本皮膚科学会円形脱毛症診療ガイドライン 2017 年版)

円形脱毛症によっても前頭部の薄毛が発生する場合があります。

円形脱毛症は髪が円形状に抜け落ちる脱毛症です。毛が生える部分であればどこにでも発生する可能性があるため、前頭部の薄毛の発端が円形脱毛症の場合もありえます

また円形脱毛症は1ヶ所のみに起こる場合もありますが、複数ヶ所に現れたり、脱毛部分がくっついて広がったりする場合もある疾患です。円形脱毛症が急速に進行中の場合には、円状の脱毛部分が見られないこともあります。

円形脱毛症は自己免疫疾患やストレス、疲労などがきっかけで起こるとされます。

脂漏性皮膚炎

(出典:(9)頭皮トラブルが毛髪物性に及ぼす影響と植物由来エキスによるその予防)
(出典:(10)Malasseziaと脂漏性皮膚炎・アトピー性皮膚炎)

脂漏性皮膚炎も前頭部の薄毛を招く可能性のある病気です。

脂漏性皮膚炎は皮脂分泌が活発な場所に起こる炎症性の病気で、頭皮や顔などに発生します。頭皮の脂漏性皮膚炎は赤みやかゆみをともなうことが多く、黄色いかさぶたが細かくなって剥がれ落ちるのが特徴的な症状です。

頭皮の皮脂トラブルにより炎症が発生すると、毛包細胞に悪影響を及ぼします。毛髪の成長を抑制してしまうため、前頭部に発生すればその部分の薄毛につながります。

脂漏性皮膚炎の原因にはマラセチア菌の繁殖が関係しており、治療には抗真菌薬である2%ケトコナゾールクリームを使用するのが一般的です。

その他の治療薬としてはステロイド剤や非ステロイド系消炎外用薬を使用する場合もありますが、2%ケトコナゾールクリームに比較し、使用を止めた際に症状が再発しやすいといわれています。

前頭部の男性型脱毛症 (AGA) の原因

男性型脱毛症 (AGA) をはじめとした前頭部の薄毛の原因としては、生まれつきの要因や生活上の問題など、さまざまなものが考えられます。代表的な原因として挙げられるのは以下の5つです。

・男性ホルモン
・遺伝
・頭皮環境の悪化
・栄養不足
・過度のストレス

それぞれ詳しく解説します。

男性ホルモン

(出典:(11)男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017 年版)

前頭部に起こる男性型脱毛症の大きな原因は、男性ホルモンです。

男性ホルモンの一種であるテストステロンがⅡ型5α還元酵素の働きを受けると、ジヒドロテストステロン(DHT)に変化します。

DHTはヒゲの成長期を延ばす働きをもつ物質です。しかし男性ホルモン感受性毛包である前頭部・頭頂部では、反対に毛母細胞の増殖を抑制します

この働きにより成長期毛の減少や軟毛化が起こり、前頭部の薄毛につながります。

遺伝

(出典:(12)男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017 年版)
(出典:(13)毛と毛包の解剖・毛髪異常 (AGA) )

前頭部の男性型脱毛症は、遺伝でも起こります。

先に挙げた男性ホルモンの変化による薄毛は、誰にでも等しく起こるわけではありません。遺伝的要因によって起こりやすい人と起こりにくい人がいます。

具体的にはX染色体にある男性ホルモンレセプター遺伝子をはじめとする、一部の遺伝子が大きく関わっているといわれています。そのため男性型脱毛症の診断時には、家族に脱毛症の人間がいるかどうかを重視するのが一般的です

一見すると男性型脱毛症が疑われるケースでも、血縁者の中に薄毛や脱毛の症状が現れている人がいない場合には、別の原因が疑われることもあります。

頭皮環境の悪化

(出典:(14)教育シリーズ:皮膚をみる人たちのための化粧品知識 洗浄料とその作用)
(出典:(15)Scalp Microbiome and Sebum Composition in Japanese Male Individuals with and without Androgenetic Alopecia)

頭皮環境の悪化も前頭部の薄毛をもたらす要因のひとつです。

たとえば頭皮の過剰な皮脂は臭いやべたつきをまねき、炎症の一因になります。マラセチア菌やアクネ菌の繁殖により頭皮に慢性的な炎症があると、男性型脱毛症につながりやすいといわれており、頭皮の皮脂バランスが崩れることで前頭部の薄毛を引き起こす可能性があります

頭皮の清潔を保てば、過剰な皮脂によるトラブルはおさえやすくなるため、正しい洗髪を心がけましょう。

栄養不足

(出典:(16)頭髪外来における内服・外用による男女の発毛治療)
(出典:(17)ホソカワミクロンが提唱する内外育毛ケア理論)

栄養不足も前頭部の薄毛を進行させます。毛髪は毎日摂取する栄養素をもとに作られるためです。

髪の主原料はケラチンで、毛包が正常に成長し毛髪を作り出すには、ケラチンのもととなるタンパク質や、生成をサポートするミネラル・ビタミンの摂取が重要です

たとえば亜鉛は、ケラチンの生成に欠かせない成分のため、健やかな毛髪を育てるためには欠かせません。日本人は潜在的な亜鉛欠乏症であるといわれているため、意識的な摂取が必要です。

またケイ素が不足しても毛髪が抜けやすくなるといわれています。加齢とともに減少しやすい栄養素のため、積極的な摂取が推奨されます。

摂取した栄養は毛細血管を経由して髪に供給されるため、必要な栄養素の摂取と同時に、頭皮の血行促進も意識するとよりよいでしょう。

過度のストレス

(出典:(18)画像解析によるマウスの体毛成長の評価)
(出典:(19)糖質コルチコイド)
(出典:(20)ストレス・うつにおける炎症反応の役割)
(出典:(21)サイトカイン)
(出典:(22)小中高校生におけるトリコチロマニアに関する実態調査)

過度のストレスも前頭部の薄毛をまねく要因です。ストレスがあると交感神経や副腎髄質系が活性化し、糖質コルチコイドやサイトカインなどの分泌が増加します。

糖質コルチコイドは副腎皮質から分泌される物質です。体毛が休止期から成長期へと遷移しにくくする作用があるといわれています。

また免疫系細胞から分泌されるサイトカインの中には、毛包細胞の増殖を抑えたり細胞死を促進させたりする作用をもつものがあります。糖質コルチコイドやサイトカインが過剰に生成されれば、前頭部の薄毛をまねきやすくなるでしょう

そのほかストレスなどの精神的な要因による、抜毛癖・抜毛症(トリコチロマニア)を招く可能性も否定できません。

トリコチロマニアは自ら毛髪や眉毛、陰毛などの体毛を引き抜く習癖です。前頭部は手が届きやすい部位のため、比較的抜毛の対象となりやすいといわれており、心の問題から無意識に行う抜毛行為への注意が必要です。

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前頭部の薄毛の改善方法・対策

前頭部の薄毛には原因に沿った対策を行うのが有効です。前頭部の薄毛対策としておすすめの対処方法は以下の6つです。

・AGA治療を行う
・生活習慣を改善する
・ストレスを過剰に溜め込まない
・適切なヘアケアを心がける
・血流をうながす
・自毛植毛・ウィッグを活用する

それぞれの対処法について詳しく解説していきます。

AGA治療を行う

(出典:(23)男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017 年版)

前頭部の薄毛が男性型脱毛症によるものであった場合には、AGA治療薬や施術がもっとも効果的です

近年では男性型脱毛症のメカニズムの解明が進んできているため、専用の治療薬や施術を適切に取り入れれば、効率的に症状の改善が見込めます。

日本皮膚科学会が発信しているガイドラインによると、男性のAGAに強く推奨されている治療薬は、フィナステリドやデュタステリドの内服薬、ミノキシジル外用薬です。アデノシンの外用薬や、低出力レーザー・LED照射治療も推奨されています。

ミノキシジル外用薬は市販薬の取り扱いもあるので、比較的手軽に治療が開始できる点がメリットです。ただし薄毛の原因がAGAでなかった場合には、思ったような効果は得られません。

また個人の体質や症状次第で適した薬は異なるため、薬での治療を希望するのであれば、できれば自己判断せずに医師の判断を仰ぐのが賢明です。

生活習慣を改善する

(出典:(24)解説特集 睡眠の生体計測技術 睡眠関連ホルモンの計測)
(出典:(25)男子大学生における夜間睡眠の乱れと自律神経系活動の関係)
(出典:(26)e-ヘルスネット ニコチン)
(出典:(27)厚生労働省eJIM > 海外の情報 > 亜鉛)

生活習慣の改善は、前頭部の薄毛対策に有効です。

たとえば睡眠中には成長ホルモンが分泌されるため、十分な睡眠を取ることで毛髪の健やかな成長が期待できます。

またタバコに含まれるニコチンには強い血管収縮作用があるため、禁煙することで血流を改善し、毛髪に必要な栄養素が行き届きやすくなります。アルコールには亜鉛の吸収を阻害する作用があるため、過剰な飲酒を控えれば亜鉛欠乏症による脱毛症状を軽減可能です。

このように不摂生な生活習慣を改めれば、前頭部の薄毛対策が効率的に行えます

ストレスを過剰に溜め込まない

(出典:(28)画像解析によるマウスの体毛成長の評価)
(出典:(29)ストレスによる免疫能の変化と脳・免疫連関)

ストレスを溜め込みすぎないことも、前頭部の薄毛対策につながります。毛包細胞の増殖がうながされ、毛髪が成長期へと導かれやすくなるためです

またストレス状態が続くと、免疫の働きを弱めるともいわれています。免疫機能が低下すれば、脂漏性皮膚炎の症状が進むことで脱毛が起こる可能性も否定できません。

自分なりのリラックス方法を見つけ、こまめにストレスを解消すれば、長い目で見たときに薄毛対策に役立つでしょう。

適切なヘアケアを心がける

(出典:(30)低刺激性プロトタイプシャンプーの頭部皮膚疾患患者における使用評価—頭部皮膚疾患患者を対象とした臨床試験—)
(出典:(31)教育シリーズ:皮膚をみる人たちのための化粧品知識 洗浄料とその作用)
(出典:(32)化粧せっけん及びヘアシャンプーの泡立ちとソフト感)

適切なヘアケアも、前頭部の薄毛対策に役立ちます。

頭皮環境を清潔に保つことは、雑菌の繁殖を防いで毛髪を健やかに育てるために欠かせません。しかし過剰なシャンプーは、肌本来がもつ天然のバリア機能を損ないます。日に何度もシャンプーする生活は、人によっては刺激が強すぎる可能性もあります。

洗髪やシャンプー選びは、頭皮の状態と相談しながら行うことが大切です。アトピー性皮膚炎といった皮膚トラブルがある人や乾燥肌の人は、とくに注意しましょう。

シャンプー前にはぬるめのお湯を使って十分に予洗いを行い、指の腹を使って丁寧にシャンプーを泡立てるのがおすすめです。すすぎも入念に行いましょう。頭皮がデリケートな人は、ベタイン系やアミノ酸系と呼ばれるやさしい洗浄成分を配合したシャンプーも有効です。

血流をうながす

(出典:(33)地肌マッサージの頭皮への作用)
(出典:(34)顕微鏡血流観察による有酸素運動前後の毛細血管血流速度の定量)
(出典:(35)e-ヘルスネット 快眠と生活習慣)

前頭部の薄毛が気になる人は、血行促進にも配慮しましょう。血流が改善されれば、毛髪の成長に必要な栄養素が頭部に届きやすくなり、薄毛改善効果が見込めます

頭皮マッサージには頭部の血流をうながす効果があるとされています。とくに圧迫刺激によるマッサージが効果的といわれているため、上手に取り入れましょう。

また適度な運動にも血流改善効果があり、とくに有酸素運動は効率的に毛細血管の血流を促進可能です。適度な運動をすることで、睡眠の質をよくする効果も同時に見込めます。ウォーキングや自転車、ランニングなど、自分の体力に合った継続しやすい運動強度のメニューを日常生活に取り入れてみましょう。

自毛植毛・ウィッグを活用する

(出典:(36)男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017 年版)

前頭部の薄毛が気になる人は、自毛による植毛やウィッグの活用も有効です。

自毛植毛もウィッグも薄毛の根本原因は改善できず、脱落などのリスクが無いわけではありませんが、見た目の問題を比較的簡単に解決できる利点があります。薄毛の悩みを抱える人のQOL向上に役立ってくれるでしょう。

植毛やウィッグは他の改善対策で効果が現れるまでの暫定的な対処法としても手軽に取り入れられます。薬による改善効果が見られなかった場合でも活用できる方法のため、コンプレックスを感じている人には検討の余地があるでしょう。

なお日本皮膚科学会の発表しているガイドラインでは、人工毛植毛による施術は非推奨としています。自毛による植毛を推奨しているので注意が必要です。

まとめ

前頭部が薄毛になる原因には、男性型脱毛症や牽引性脱毛症などの病気が挙げられます。また頭皮環境の悪化や栄養不足、過度のストレスによっても薄毛が進行しやすくなると考えられるため、生活習慣の見直しも大切です。

ウィッグの活用や薬を使ったAGA治療など、必要に応じた対策を取るよう心がけましょう。

文献

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34).日本温泉気候物理医学会雑誌 78巻 (2015) 4号 p.353-362
35).e-ヘルスネット 厚生労働省
 

監修者紹介

佐藤明男

佐藤明男
東京メモリアルクリニック理事長

■ プロフィール
1957年新潟県生まれ。北里大学医学部卒業。
1998年、厚生省(当時) 高度先進医療推進事業でオックスフォード大学医学部客員研究員として英国に国費留学し、帰国後、東京メモリアルクリニック・平山副院長を経て院長に就任。医療法人TMC理事長を兼任。これまで10,000人を超えるAGA(男性型脱毛症)患者を治療してきた実績を持つ、頭髪治療の第一人者。
■論文・出版情報
2007年 『医療的育毛革命』
2009年 『なぜグリーン車にはハゲが多いのか』

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