薄毛にはツーブロックがおすすめ！薄毛の種類別におすすめスタイルを紹介

年齢を重ねるとともに、ヘアスタイルが決まらず悩んでいる方もいるのではないでしょうか。薄毛が気になる場合にはとくに、似合う髪型がわからず悩んでいるケースもあるかもしれません。

薄毛の方にも似合う髪型の代表例としては、ツーブロックが挙げられます。

今回は薄毛のタイプごとに適したツーブロックの種類やアレンジ方法を紹介します。ツーブロック以外の薄毛に似合う髪型も紹介するので、ぜひヘアスタイルを決める際の参考にしてください。

薄毛にツーブロックは合うのか？

結論からいえば薄毛にツーブロックは適しています。

ツーブロックは髪を上下ふたつのブロックに分け、下側の毛を短く刈り上げるヘアスタイルです。トップとサイドにボリューム差を作ることで、目の錯覚により薄毛の部分が目立ちにくくなります。

頭頂部の薄毛の場合は、サイドの毛を短く刈ることで、相対的にトップにボリュームがあるように感じられるでしょう。生え際の毛が薄い場合は、サイドの毛が短いことで生え際の薄さが目立ちにくくなります。

悩みに合わせてツーブロックのアレンジをすれば、気になる部分をうまくカバーできるでしょう。

薄毛が気になる男性におすすめの髪型について、詳しく知りたい人は以下の記事も参考にしてください。

薄毛の種類別、ツーブロックを使ったカバー方法

ここからは薄毛の特徴ごとに、ツーブロックによる効果的な薄毛のカバー方法を説明します。

• 程度が軽い薄毛の場合
• 生え際が後退している場合
• トップが薄毛の場合

具体的な対処方法は次の通りです。

程度が軽い薄毛の場合

少し気になる程度の軽い薄毛の場合には、髪を全体的に短めに仕上げるツーブロックが向いています。

生え際や頭頂部の毛が多少薄くても、毛が短いことでヘアスタイルにうまくなじみます。ツーブロックのメリハリに目が行くので、薄い部分が気にならなくなるでしょう。

サイドの刈り上げをインパクトのある仕上がりにすれば、ますます薄毛が目立ちにくくなります。

生え際が後退している場合

M字部分をはじめとする生え際の後退が気になる場合には、あえて額を出し、フェイスラインをすっきり仕上げましょう。生え際とサイドの髪との毛量差が少ないため、相対的に生え際の薄毛が目立ちにくくなります。

反対に広くなった額を無理に前髪で隠すと、髪に隙間ができて悪目立ちするため注意してください。

トップが薄毛の場合

頭頂部の薄毛が気になる人は、はっきりメリハリをつけたツーブロックがおすすめです。トップの毛を長めに、サイドの毛を短めに仕上げることで、頭頂部の毛のボリュームが感じられるようになり薄毛をごまかせます。

ふんわり仕上がるニュアンスパーマをかければ、さらにトップにボリュームを出せるでしょう。

薄毛カバーにおすすめなツーブロックの種類は？

美容室において薄毛をカバーするツーブロックの頼みかたとしては、以下の4つがあります。

• おすすめ①ショートツーブロック
• おすすめ②ロングツーブロック
  
• おすすめ③カジュアルツーブロック
• おすすめ④フォーマルツーブロック

それぞれのツーブロックの特徴を説明します。

おすすめ①ショートツーブロック

ショートツーブロックはトップの毛が短めのツーブロックです。サイドの毛をしっかり刈り上げて生え際の薄毛となじませられるため、M字型の薄毛の人に向いています。

ショートツーブロックはフェイスラインを出すとすっきりまとまります。ただし後退部位が気になる場合には、不自然にならない程度にトップの毛がフェイスラインにかかるようセットしてみましょう。

おすすめ②ロングツーブロック

ロングツーブロックはトップの毛が長めのツーブロックです。トップにボリュームが出やすいため、頭頂部の薄毛が気になる人におすすめのスタイルです。

サイド部分を短く刈り上げることで、相対的に頭頂部の毛量を多く感じられます。インパクトのある刈り上げ部分に視線が集まりやすいこともあり、頭頂部の薄毛をごまかしやすいでしょう。

おすすめ③カジュアルツーブロック

カジュアルツーブロックはカジュアルスタイルのツーブロックを指します。トップ部分の毛にパーマをかけたりソフトモヒカンに仕上げたりすることで、かっこいい系でラフなイメージに仕上がります。

パーマやモヒカンスタイルでトップにボリュームが出せるため、頭頂部の薄毛カバーに効果的です。

おすすめ④フォーマルツーブロック

フォーマルツーブロックはフォーマルスタイルのツーブロックで、一般的にはトップの髪をオールバックにセットしたヘアスタイルを指します。

サイドの短髪にうまくなじむため、額の広さやM字型の薄毛が気になる人におすすめのヘアスタイルです。

ツーブロックの種類はどう選ぶ？

ツーブロックの種類は、以下の点に着目して選びましょう。

• 薄毛の気になる部位
• 髪質
  
• 顔の輪郭
• 環境や職業

具体的に解説していきます。

薄毛の気になる部位

まずは薄毛の気になる部位に着目してみましょう。

頭頂部の薄毛が気になる人は、ロングツーブロックが向いています。生え際の後退やM字部分が気になる人は、ショートツーブロックに仕上げるとすっきりまとまりやすくなります。

悩みに合わせてツーブロックの種類を選べば満足感が得られやすいでしょう。

髪質

髪質によってもツーブロックの種類に向き不向きがあります。

猫毛の人は髪のボリュームが出にくいため、ロングツーブロックを検討してみてはいかがでしょうか。ニュアンスパーマでふんわり感を出すとおしゃれに仕上がります。

剛毛の人はショートツーブロックを検討しましょう。剛毛でトップの毛を伸ばしすぎるとハネやすく、髪型が決まりにくくなります。

顔の輪郭

顔の輪郭によっても似合うツーブロックの種類は異なります。自分の顔型に合わせてトップの髪を仕上げましょう。

面長の人は縦のラインを強調しすぎないよう、ツーブロックのトップをマッシュレイヤーにしてゆるくパーマをかけるのがおすすめです。丸顔の人は、トップに動きを加えたりソフトモヒカンにしたりして、シルエットに幅や角を出すスタイルが似合います。

ツーブロックのスタイルに悩む場合には、美容師さんに相談してみましょう。

環境や職業

自身の置かれた環境や職業も加味してツーブロックの種類を選びましょう。

一般的なビジネスマンの場合には、ショートツーブロックやフォーマルツーブロックが比較的取り入れやすいでしょう。職場の自由度が高い場合や学生の場合には、カジュアルツーブロックも選択肢のひとつに入ります。

薄毛の人におすすめ、ツーブロックのスタイリング方法

薄毛の人におすすめのツーブロックのセット方法として、以下を使ったスタイリングを説明します。

• ワックスを使ったスタイリング
• ジェルを使ったスタイリング
  
• スプレーを使ったスタイリング
• ハード系・ソフト系の使い分け方

それぞれのスタイリング方法は次の通りです。

ワックスを使ったスタイリング

まずはドライヤーでヘアセットした後にワックスを使います。

手のひらにワックスを取り、よく伸ばしてから後頭部の下方、上方、全体にワックスをつけていきます。仕上げに毛束感や髪の動きを作り、ヘアスタイルを整えましょう。

ジェルを使ったスタイリング

ジェルは1度でしっかりヘアスタイルを作りたいときに使用します。あらかじめドライヤーでヘアセットしておき、仕上げの段階で使います。

1箇所にかたまらないよう、下から上に向かって少しずつジェルをつけていきましょう。

スプレーを使ったスタイリング

スプレーはワックス後の仕上げで使用します。ワックスでヘアスタイルを整えた後、スタイルを長時間キープするために髪全体にスプレーしましょう。

ハード系・ソフト系の使い分け方

スタイリング剤にはハード系のものとソフト系のものがあります。

長時間しっかり髪をまとめたい場合や剛毛の人には、ハードタイプのスタイリング剤がおすすめです。ナチュラルテイストな仕上がりを求める場合や猫毛の人には、ソフトタイプのスタイリング剤が向いています。

なりたいイメージや髪質に合わせてスタイリング剤を選択するのが大切です。

ツーブロックスタイルのアレンジ方法

ツーブロックスタイルのアレンジ方法の例としては、以下のものが挙げられます。

• アップスタイル
• ハーフアップ
• ツイストスタイル

それぞれの内容は次の通りです。

アップスタイル

アップスタイルは前髪全体を立ち上げるアレンジ方法です。額やフェイスラインを出すことで顔色が明るくなり、爽やかな印象に仕上がります。

アップスタイルのツーブロックは公私問わず幅広いシーンで取り入れやすいのが特徴です。ヘアセット時にはドライヤーを使い、髪の根元からしっかり立ち上げる必要があります。

ハーフアップ

ハーフアップは前髪を部分的に立ち上げ、残りはおろすアレンジです。前髪に動きが出るため、クールさとワイルドさを両立させたり、適度な抜け感を出せたりします。

薄い前髪に悩んでいる人でも、前髪を左右に散らせばバランスを取りやすくなります。ハーフアップは額が広く完全なアップスタイルに抵抗がある人でも取り入れやすいでしょう。

アップスタイル同様、ドライヤーでのヘアセットが必要です。

ツイストスタイル

ツイストスタイルは、トップヘアにツイストパーマをかけたスタイルです。ねじったような動きのあるスタイルで、ルーズ感のあるワイルドな印象に仕上がります。

ツイストパーマのかけ具合で仕上がりの印象が変わります。ソフトツイストならワイルドさを抑えた今風の無造作ヘアが作れるため、初めての人でも挑戦しやすいでしょう。

ドライヤー時にパーマを伸ばさないよう髪を乾かすことで、スタイルを再現しやすくなります。他のスタイルにも当てはまることですが、髪は根元から毛先の順でドライヤーを使ってしっかり乾かしましょう。

薄毛のツーブロックのメリット・デメリットは？

薄毛のツーブロックにはメリットとデメリットがあります。それぞれの内容について具体的に説明していきます。

メリット

薄毛をツーブロックにするメリットは、スタイリッシュさを保ちつつ薄毛をカバーしやすいことです。

ツーブロックは独特なスタイルの錯覚効果を活かし、生え際と頭頂部のどちらの薄毛も目立ちにくくします。かつフォーマルな場にもふさわしい清潔感が出せるため、丸坊主に比べて一般的なビジネスマンでも取り入れやすいでしょう。

ヘアスタイルのバランスも取りやすく、トップのアレンジによって雰囲気を大きく変えられます。

デメリット

薄毛をツーブロックにするデメリットは、メンテナンスに配慮が必要なことです。

ツーブロックはサイドの毛を短く刈り上げるという特徴から、髪が伸びるとともにスタイルが崩れやすくなります。そのため一般的な短髪に比較し、こまめなサロン通いが必要になる人もいるでしょう。

またトップのアレンジ次第では、自宅でのスタイリングに手間がかかる可能性があります。ドライヤーやヘアアイロンを駆使しなければならないアレンジは、普段からセットに慣れていない場合にはハードルが高いでしょう。

人によってはサロンでセットしてもらったスタイルをうまく再現できず、思ったように薄毛をカバーできないこともあるかもしれません。

サロン通いやメンテナンスの手間を考慮しつつ、美容師さんと相談しながらヘアスタイルを決めるのがおすすめです。

ツーブロック以外でおすすめな髪型は？

以下の髪型も薄毛が気になる部分をカバーしやすいでしょう。

• パーマヘア
• 坊主やベリーショートなどの短髪
  
• スキンヘッド

それぞれ具体的に解説します。

パーマヘア

パーマヘアはさまざまな薄毛の悩みをカバーしやすいヘアスタイルです。

パーマをかけた部分に自然にボリュームを出しやすいため、気になる部分を目立ちにくくしてくれます。カットとの合わせ技で、薄毛部分のムラも効率的にカバー可能です。

ただし顔が大きい人や剛毛の人がパーマでボリュームを出しすぎると、重たい印象になる可能性があります。人によってはパーマがかかりにくいこともあるため、美容師さんと相談しながらスタイルを決めましょう。

坊主やベリーショートなどの短髪

短髪も薄毛をカバーしやすいヘアスタイルです。髪の絶対量を減らすことで、薄毛の人でも目立ちにくくなります。

ひと口に短髪といってもさまざまな種類のヘアスタイルがあります。以下は短髪のヘアスタイルの例です。

短髪は薄毛をカバーしやすいのと同時に清潔感を出しやすく、朝のスタイリング時間を短縮できるメリットがあります。そのためビジネスマンでも取り入れやすいでしょう。

一方で短髪スタイルはこまめなメンテナンスが必要です。また薄毛が進行している場合には悪目立ちする可能性があるため、注意深く検討しましょう。

スキンヘッド

スキンヘッドも薄毛の人におすすめのヘアスタイルです。潔く髪の毛をツルツルに剃ることで元の毛の状態がわからず、薄毛かどうかを判別しにくくなります。

スキンヘッドと坊主は混同しやすいですが、坊主がバリカンで髪を刈るのに対し、スキンヘッドはカミソリで髪を剃ります。短いながらも髪の毛があるのが坊主スタイルで、スキンヘッドは完全に髪の毛を剃り上げます。

スキンヘッドは薄毛が目立たないのと同時に、頭を洗って乾かすのが楽になるのが魅力です。しかしこまめに剃らないとスタイルをキープできず、頭の形や顔立ちによっては似合わない可能性がある点には注意しましょう。

薄毛に似合う髪型についてもっと詳しく知りたい人は、以下の記事もあわせてご覧ください。

まとめ

ツーブロックは薄毛を上手にカバーできるヘアスタイルです。野暮ったくならずスタイリッシュに仕上げられるため、薄毛の悩みがある人は取り入れてみてはいかがでしょうか。

何歳になってもおしゃれ心を忘れず、自分に合ったヘアスタイルを楽しんでください。